2021/10/16 第53回経営者モーニングセミナー
今週は堺市倫理法人会の大御所の加平さんからの学びと優しさに溢れたモーニングセミナー。まさにオール堺というべき各単会からの多くの応援参加の駆けつけがあり、コロナ緊急事態宣言明けに近日稀に見る盛り上がりの会となりました。自己肯定感による成長をお話される姿は生き方に厳しいようでもあり、しかしそれと同時の慈愛に満ちた他者貢献が、多くの人から「加平さん」と親しみこめて呼ばれるお人柄を形成していることを見せていただきました。
講話「自分を動かす、人を動かす」辻本加平 堺市倫理法人会 監査(NPO法人子ども未来 代表理事)
倫理法人会歴は長く、堺市倫理法人会がホームであるが、御陵の鈴木事務長の追っかけで御陵倫理法人会にも籍を置かれている。 東京オリンピック体操で金メダルに輝いた橋本大輝選手は、すでに東京オリンピックは『過去』と言っていた。 また先日、堺市北区倫理法人会ナイトセミナーで講演あった大嶋啓介氏(株式会社てっぺん取締役会長)も『未来』について語っていた。 73歳となる今も、やはり『未来志向』でありたい。 無欲は怠慢の源と考える。 人生に負荷を与え、常に成長していきたい。 「職業は何か?」と問われれば「結婚詐欺師」と答える傾奇ぶり。 しかし実際は4つの取り組みにあたっている。 ①NPO法人「子ども未来」、②子ども食堂、③コーチング、④書籍執筆。 NPO法人「子ども未来」は母子家庭の貧困格差を是正したいと始めた。 その活動資金は寄付と、自らが執筆した書籍(先日6冊目を出版)の売り上げ収益から賄っていて、サステナブルである。 同じく子ども食堂も当初43回の実施から現在では100回を越す規模となった。 『未来志向』で成長していくためには、自己肯定感が重要であることを、自身が一度陥った鬱の経験からも熟知している。 38歳の時にセミナーに参加し、「自分が嫌い」「未来が暗い」と思っていることに気づいた。 しかし辛い時にこそ、“健全に悩む”ことが肝要であり、ハングリー精神も持って自己改革を進めてきた。 自己肯定感を持つには、①自分褒めと②褒めの受け取りが重要であり、自分褒めの方がより大事である。 それには、過去の肯定度数をあげる、今の自分を少しでも認める、決めたことを気負わずに取り組む、ことで自己の潜在意識に落とし込んでいく。 現在は年末に常に体重を70kgにキープするという自己コントロールを課している。 そして、「成長」は急に現れるものではない。 5年前、10年前と比較して成長を感じることができれば、『幸せ』であろうと考える。 そのことをテーマに80歳になった暁にまとめていきたいと思っている。
会員スピーチ 西井慧子 堺市御陵倫理法人会 幹事(アジア交流プラザ)
急遽ピンチヒッターで会員スピーチを担当。 中国大連出身で、中国ではホテル業界に勤務して社会人経験も一定期間経たのち、日本語も完璧とは言えない時に日本にやってきた。 慣れない日本での生活も、自転車の乗り方を教えてもらいあったりする中で慣れてきた。 当初は旅行会社につとめ、結婚もし、現在は在日アジア人を支援する活動に従事。 倫理では3年間学んでいて、いつも刺激をもらえて嬉しい。 学びを続けていきたい。
モーニングセミナー後はいつもの通りアゴーラ最上階サファイアの間で朝食交流会にて気付きをシェア。 素敵な一日の始まりとなりました。
(講演者に掲載の許可を得ています。無断転載は禁止させていただきます。)