2021/9/25 第50回経営者モーニングセミナー
今週は消化器内科の開業医であられる平田会員による、医療の専門性と人生への意味づけに多くの示唆が含まれるご講話。経営されている医院の従業員様や関係者様が多く参加されており、アットホームな雰囲気の中、労働の意義についての講話内容は非常に深く、皆熱心に聞き入りました!
講話「医師として経営者として…そして、人として」平田好正 堺市御陵倫理法人会 会員(ひらたクリニック 院長)
仕事柄、人の死について深く考える機会が多く、自身も患者と家族に寄り添った医療を心掛けてきた。 かつてバックパッカーとして世界を巡っている中で、無宗教であることは世界では変な人と思われることに気付く。 宗教ではなく「人としての道」について学ぶ場として、倫理に行ってみたいと思っていた。 東大阪市の出身で、平成19年に山梨大学医学部を卒業。 令和1年に、ひらたクリニック(消化器内科)を開院。 趣味は旅行・お酒が特に好き。 母親の良い意味の刷り込みや、弟の自閉症を直したいと思いもあり、医療(医師)の道を志す。 何の為に働くのか?という問いに対し、アドラー心理学を深く学ぶ中で、収入も大切だが世に言う億万長者が働き続けている理由は貢献感で、 「自己受容」 「他社信頼」 「他社貢献」 がキーワードだと気づく。 「自己受容」:元はネガティブな性格だが、意識してポジティブな言葉を使うようにしている。 人は対人関係がすべてで、共同体感覚が核となっており、自己受容と自己肯定を高めるには、ありのままの自分を受け入れる事が重要。 「他社信頼」:他者を信頼する事で、真の信頼をすることで他人を仲間にすることが出来る。 人は生まれた時から1人では生きていけない動物で、生存レベルで集団(所属感)が重要で共同体として生きている。 「他社貢献」:人は利己的でも良く、自分の事を犠牲にしない他者貢献が重要。 お互いの得意や特性を生かし、自分のありのままを受 け入れて、世の中に貢献する事が重要。 最後に消化器内科医師として、症状が無い時にこそ、胃カメラや大腸カメラを受けて欲しい。 みなさん痛いとか苦しい等と言うが、今は麻酔をして検査をすると、ほとんど苦しむことは無い。
会員スピーチ 有田飛鳥 堺市御陵倫理法人会 会員(ひらたクリニック)
父である堺市御陵倫理法人会 深井会長の紹介でプレモーニングセミナーから入会し、現在、本日の講話者の平田会員が経営するひらたクリニックで診療放射線技師として働いている。 母親が3回の結婚・離婚をしており、7人兄弟の長男として育つ。 母の死後、父の事を探すためにSNSで検索すると、すぐに見つかり再開する事ができた。 (裏話として、父である深井会長自身も、生き別れた息子さんの為にSNSを頻繁に更新し、すぐに見つかるようにしていた。) 100日実践や親の足洗い等はまだできていないが、父との再会から3年、父の背中をみて成長していきたい。
また、本日も御陵に新しい仲間を迎え、入会式を執り行うことができました。 吉田 晋介さん(プラスアート株式会社) 共に学んでいきましょう、今後ともよろしくお願いします。 (会長は恒例のお花スタイルにて)
モーニングセミナー後はいつもの通りアゴーラ最上階サファイアの間で朝食交流会にて気付きをシェア。 素敵な一日の始まりとなりました。
(講演者に掲載の許可を得ています。無断転載は禁止させていただきます。)