2021/9/4 第47回経営者モーニングセミナー

新しい倫理年度スタートのモーニングセミナーにこれ以上ないお方、大阪府倫理法人会 山本一会長をお招きしました。山本会長にお越しいただくのに合わせて普及年度目標を達成すべく、予祝を繰り返してきた御陵メンバー。結果見事に目標150社を達成し、そのお祝いにもふさわしく、会長から倫理から経営の事まで学びの多い講話をいただきました。


講話「倫理と経営〜大転換期を生き抜く・微差の大差山本一 大阪北区倫理法人会 会長(株式会社エスビジョンエンタープライズ 副社長)

倫理法人会の新しい年度を迎え、スタート早々に年度普及目標を達成した単会が7単会あった。
その中でも堺市御陵は、昨年分封して1年目で1位での達成は今までなく、最速での達成となった。
倫理法人会の年度スタートは9月だが、なぜ9月かと言うと今から77年前の昭和20年9月3日に、創始者 丸山敏雄先生が「夫婦道」を起筆して、実質的に倫理運動を創始した日である為。

「コロナ禍においても心の免疫力を上げる」と倫理運動をしているが、現在コロナ禍で残念ながら世界では女性の自殺者が増えている。
しかし「疫禍を奇貨(利用すれば思いがけない利益が得られる品・機会)」として、大転換の大チャンスにしようと17か条の苦難福門に習おう。
セブン&アイ・ホールディングス元会長の鈴木敏文氏が「敵はコロナではなく固定観念だ」と言うよう、日本社会はコロナ禍以前の状態に戻る事はない。
到来するのは「消費縮小社会」であり、カギを握るのは買い手の心理を読むこと。
現在は先行きが不透明で不確実な時代であり、今持っているものを失いたくない、損をしたくないという「損失回避」の心理が働く。
買い手は「消費を正当化する理由」「選択の納得性」を求めるようになる。
どのようなモノやコトに求めるようになるか。
1つ目は「レジャー」:業種業態を問わず、提供する商品・サービスのあり方においてレジャー化がキーワードと考えられる。
2つ目は「家族ぐるみ」:家庭の中で実質的に決定権を握っているのは奥さんや子供たちで、家庭内でのレジャー的な消費は、家族ぐるみの優先度が高くなる。
3つ目は「脱・時間節約型消費」:従来通り時間節約をはかりつつ、ただ時短一辺倒ではなく「出来上がったもの」から「自ら組み立てるもの」「独自性がでるもの」へと、買い手が求める商品・サービスの価値が変わっていく。 

『疾風に勁草を知る』の言葉の通り、困難や試練に直面した時に、はじめてその人の意思や強さ、人間としての値打ちがわかる。
大変な時代だからこそ、できる事を一生懸命頑張る。
また、万人幸福の栞【第8条:明朗愛和】にもあるよう、“1日も1分も曇らせてはならぬのは人の心である”、“ただ喜んで全力をつくす。その時は 予想もせぬ良い結果が生まれる、幸福になる”。
自社では、店舗の営業時間短縮、徹底した整理・清掃・レイアウト変更、人材採用、給与UP、設備投資(新車購入・PC 購入・サーバー入替)などを実施した。
今までは「人事を尽くして、天命を待つ」の考え方で、やれる事を精一杯やったら、あとは天命(結果)を待っていたが、発想を逆転し、「天命を喜び、人事を尽くす」のスタンスで、結果には執着せずに起きたことをそのまま喜んで受け入れて、今を力一杯に生きている。
一歩一歩は小さな歩みでも、ゆっくり長く継続する事で大きな結果を生むことが出来る、まさに微差の大差である。



また、本日は堀田地区長を御陵にもお迎えし、入会式を執り行うことができました。
  堀田 剛史さん(ソニー生命株式会社) 
今後ともよろしくお願いします。


さらに、本日は御陵の仲間のお誕生日お祝いの場を持ちました(9月生まれの方々)。
倫理にとって誕生日は両親先祖への想いを新たに抱く大切な日。
素敵な一年を重ねて参りましょう。
贈呈された記念品は、御陵法人会の刻印入りノート(1年分のMS週数相当)です。

モーニングセミナー後はいつもの通りアゴーラ最上階サファイアの間で朝食交流会にて気付きをシェア。
素敵な一日の始まりとなりました。

(講演者に掲載の許可を得ています。無断転載は禁止させていただきます。)