2021/3/27 第28回経営者モーニングセミナー

昨晩のスペシャルナイトセミナーから引き続き、香葉村真由美さんをお迎えしたスペシャルなモーニングセミナー。やるという“覚悟”、やらないという“覚悟”、全ては自らの選択。その決断には沢山の人たちの思いが乗ってくる。昨晩のナイトセミナー『子供たちの光るこえ』の講演で、生徒たちのとのかけがえのない時間をセミナー参加者皆で共に過ごしてきたからこそ、相乗感動のモーニングセミナーとなりました。夜も朝も会場は感動でいっぱいでした。


講話「「覚悟する」ということ香葉村真由美 山口県萩市倫理法人会 幹事(有限会社クロフネカンパニー専属講師)

福岡県で23年間小学校の教員として勤め、3年前に講演家へと転身。
教員時代に学級崩壊のあったクラスを担任する事になり、そんな時に「居酒屋てっぺん 本気の朝礼」と出会い、小学校で“キラキラ朝礼”を子供たちと作り上げていく。
キラキラ朝礼での元気いっぱいの挨拶と夢や目標の宣言で、生徒たちの可能性がどんどん開いていく。

そんな中、キラキラ朝礼がYouTube等で出回り、インターネット上で拡散。
誹謗中傷の書き込みも受けようになり、大きな問題となる。
ついには香葉村氏も学校へ出勤することが出来なくなっていく。 

しかし、学校へ行けずにいる香葉村氏に校長先生から電話が入る。
「生徒たちは、自分たちだけでキラキラ朝礼を続けているよ。」
次の日意を決して学校へ向かうと、生徒たちがニコニコして校門の前で待ってくれていた。
聞けば、毎日待っていたと言う。
そして生徒たちは「沢山の人たちが見てくれていたんだね!僕たち凄いよね!」とキラキラと言ってくれた。
その時、香葉村氏の中で“覚悟”が決まる。
誹謗中傷に耳を貸すのではなく、32人の自分の生徒たちと向き合おう、と。

炎上騒動の前、香葉村氏は土日の全てを講演活動に費やし全国を飛び回る生活だった。
しかし、騒動後から全ての講演会を中止せざるを得なかった。
それでも、講演をしたい依頼があった。
未来の教員となる学生達が企画してくれた鹿児島大学教育学部での講演会。
訪れてみると実にたくさんの、日本全国からの応援の声をもらうことになる。
「キラキラ朝礼を続けてほしい!講演会を続けてほしい!」
“覚悟”を決めてから、風が変わったように感じた。
そして、講演会の最後、学生たちからサプライズでキラキラ朝礼をしてくれることになる。
全ての出来事を通して、“覚悟”から“感謝”へと気持ちが昇華される。

時を同じくし、イエローハット創業社長の鍵山秀三郎氏からの手紙が届く。
そこには、挑戦者と成功者の3段階が記されていた。
 1.挑戦を始めた時、まず人々から嘲笑を受ける
 2.それでも継続した時、次は激しい抵抗と批判を受ける
 3.それでもなお貫いたとき、最初は反対していた人々からも称賛を受ける
その手紙を毎日読み返し、何が起きても信念を貫く事が“覚悟”だと知る。

その後、「伝えたい思いがある」と講演家への道を選んだ。
教員最後の日は、全学年生徒150人でのキラキラ朝礼で見送られる。
今でも、香葉村氏の心の軸となるのは、生徒たちと過ごした奇跡の日々である。

また、本日も御陵に新しい仲間を迎え、入会式を執り行うことができました。
  大西 隼人さん (Sansan株式会社)
  松本 信次さん (株式会社ハマテック)   
共に学んでいきましょう、今後ともよろしくお願いします。 
(会長は恒例のお花スタイルにて)



モーニングセミナー後はいつもより大きなアゴーラ最上階クリスタルの間で朝食交流会にて気付きをシェア。
香葉村さんを囲んだ記念撮影も行え、スペシャルな一日の始まりとなりました。
 

(講演者に掲載の許可を得ています。無断転載は禁止させていただきます。)