2021/10/30 第55回経営者モーニングセミナー
前日の倫理経営基礎講座から引き続き、とても深みのある人生の機微と倫理体験を語ってくださった大池法人スーパーバイザー。全てが繋がりあっている『全一統体の原理』の一面を分かりやすく胸に刻ませていただくことができました。世の構成要素は「天地人」、そのうち、御陵のモーニングセミナーは“場所(アゴーラ最上階)”も素晴らしく、そして素敵な“倫友”が集まってきているので、発展間違いなし、といただきました。
講話「生きている活かされている〜苦難福門〜」大池俊生 (一社)倫理研究所 法人スーパーバイザー(株式会社グリーンワークス 代表取締役)
京都を本拠地とし、主業として土木・建築業を営んでいるが、観相学・高野山僧侶・易断鑑定・書道においても名義を持ち、経済団体にも10以上参加するなど多角的に活動している。 誘われたら断らない性格からであるが、反面、学歴コンプレックスが故であろうとも思っている。 学歴をもたず悪ガキのまま世間に出、世の三悪:倒産・離婚・犯罪の全てを経験してしまったが、倫理との出会いと実践で人生は大きく変わった。 全ては因果応報、原因は自分の我儘であったと思い返される。 2008年に京都市中央倫理法人会へ入会。 しかし入会当初はモーニングセミナーへも通わず、万人幸福の栞も開かずの典型的は不良会員であった。 転機は2011年。 3つの苦難に見舞われ、その対応に倫理の力を用いたことで倫理の威力を思い知って入り込んでいくこととなる。 1つ目は、京都乙訓倫理法人会の設立実行委員長に任命された時のこと。 通常50社での準設立からその後100社での正設立へ段階を経て進めるが、最初から100社で始める!と意気込む。 ものの、タイミングはまさに東日本大震災と重複し、ままならない普及活動。 苦慮していた際に倫理指導を受け、『本に繋がりなさい』との指導を受ける。 それは具体的には京都府倫理法人会の初代会長のお墓参りをして感謝をせよという実践指導であり、実践を始めることで徐々に普及も進み、101社で新単会の設立を果たすことができた。 同じ時期、奥様との関係も冷え込んでいた。 毎日食卓に離婚届が置かれている状況。 それに対する倫理指導が『破約失福』について。 その前にも一度離婚を経験しているが、その別れた奥様へ感謝の気持ちを持つことが一度もなかった。 そのことを、結婚式で神前に「その人を幸せにする」と誓った約束を破っているのだ、と指摘される。 以来、就寝時に家族への感謝を念じるようにした。 すると数週間後、何か特別な出来事があったわけでもなく、いつの間にか食卓に置かれるのが離婚届ではなくパンとコーヒーに変わっていた。 このことを倫理の先輩に話せば、「それはまさに『全一統体の原理』だ」と諭される。 3つ目の苦難は仕事において。 倫理の活動に力を入れる一方で、そのことを良しとしない部下の画策により社内分裂の危機にあった。 しかし倫理指導の『本と繋がる』に鑑みる際、これは昔自分の行ったことへの因果応報だと気づく。 かつて悪ガキであった自分を拾い育ててくれたのは“赤シャツのいっちゃん”であり、「自分だけの力で生きているのではない、周りから活かされているだけだ」と教わるが、時を経ると感謝の気持ちも薄れ、横暴な面も持つ“いっちゃん”に反目して離別、“いっちゃん”を孤独死に追い込んでしまった。 改めて、“いっちゃん”のお墓参りをすると、社内の危機も収めることができた。 (そして、なんと京都府倫理法人会初代会長のお墓、奥様の先祖のお墓、“いっちゃん”のお墓がそれぞれ隣り合う墓所であるという繋がりもあった。) 翌年、乙訓倫理法人会の会長として富士研研修に参加。 その直前、別れた奥様との間の娘さんから唐突に手紙を受け取る。 その内容はなぜ自分たちを見捨てたのかという誹謗。 言葉を失い、返信もできないままの心境で富士研に参加することとなったが、『恩の遡源』の学びにおいて自分自身を徹底的に見つめ、結果、娘さんに愛を伝える返信をしたためることができた。 それに対する娘さんからの返信は、一転、感謝のものに。 そして今の子供達に同じ思いをさせてほしくない旨が添えられていた。 倫理指導/倫理実践そして富士研研修は「心の洗浄」。 倫理実践は「(我儘を)捨てる実践」とも言え、例えば毎朝起きることも睡眠という我儘を捨てる実践と捕まえることができる。 捨てることには苦難が伴うが、苦難福門である。 知っていることとできることには大きな隔たりがあり、生涯(120歳まで生きる予定で、まだその半分!)学び続ける。
会員スピーチ 大西隼人 堺市御陵倫理法人会 会員(エニワン株式会社)
子供の頃から野球で活躍・就職までして35歳まで順風満帆な人生を送っていると思ってきた。 36歳で父親が他界し、37歳での転職活動中に、もともと取引先であった中澤副会長からヘッドハンティングされる格好でナカザワグループへ転職。 今の夢は、今の会社=エニワンの従業員のみんなを幸せにすること。 前職において上場を果たした際の職場の高揚感を覚えていて、同じ喜びを現職でも皆と共有できるよう、上場を目指して頑張る。
また、本日も御陵に新しい仲間を迎え、入会式を執り行うことができました。 幸山 豊さん(株式会社スマイルWIN) 林 忠治さん(ダイドウサービス) 前田 実穂(王 清爽)さん(中華料理 龍運) 共に学んでいきましょう、今後ともよろしくお願いします。 (会長は恒例のお花スタイルにて)
モーニングセミナー後はいつもの通りアゴーラ最上階サファイアの間で朝食交流会にて気付きをシェア。 素敵な一日の始まりとなりました。
(講演者に掲載の許可を得ています。無断転載は禁止させていただきます。)