2021/6/5 第37回経営者モーニングセミナー
今週は、御陵の仲間・上松実行委員の下町人情味あふれるご講話。講話中に拍手喝采の場面が2度ほどあり、会場全体の心の動きを感じました。普段からニコニコして人柄が滲み出ている上松さん。失敗の数だけ、人柄に深みが出ている様に感じました。『思いは叶う』この実体験を聞かせてもらい勇気づけられ、思い続けようと誓いました。
講話「思いは叶う〜探していたものはここ(倫理)にありました〜」上松利典 堺市御陵倫理法人会 実行委員(株式会社ウエマツ 代表取締役)
昭和57年2月14日、岸和田市藤井町にて生を受ける。 学生時代は、卓球とだんじり祭りに明け暮れる、高校は卓球の推薦で大商大堺へ進学。 事業内容は、先代の父から受け継いだ、建築物清掃業 通称・洗い屋さんであり、だんじりの清掃も行う。 昨年、堺市北区倫法人会の浅香会長からお誘いを受け倫理法人会に入会。 初参加のモーニングセミナーの講話が浅香会長<2021/1/9活動報告ご参照>で、学ぶならここで!と決めた。 父が職人親方で、幼少期から毎晩、職人仲間が家(事務所代わり)に集まり、お酒を飲んでどんちゃん騒ぎ。 賭け事、喧嘩も日常茶飯事だった。 小さいながら、破天荒な父の背中を見て、将来は父の仕事を受け継ぐのだと思っていた。 講話の依頼があり、自らの脳裏には『3』という数字が思い浮かんだ。 この数字は、自身が人生のどん底を味わった回数である。 それと同時に、自らが変わることが出来た回数でもある。 1回目の人生の谷は、高校卒業後18歳で父の仕事の見習いとして就職して数年経った後。 打ち込んできた卓球というスポーツの特性上、相手の嫌なところを攻めることが身についており、負けず嫌いも相まって先輩従業員たちを責めていた。 気づいた時には、十数名いた従業員は5名になり、業績は下がり、皆疲弊。 そんな中、先輩社長から二つの助言を受ける。 1.身の周りの出来事は全て自分の責任と思え 2.思っていたら叶う この2つの金言を、にわかには信じがたいがやってみようと実践。 そうすると、少しずつ業績も回復してきた。 万人幸福の栞【第3条:運命自招】ともリンクしていると感じている。 2回目の人生の谷は、仕事も順調となって、結婚して3年がたった26歳の頃。 子どもがなかなか出来ずに病院に行くと、上松氏の精子がほとんどないと通告を受ける(500人に1人の症状)。 この時、人生には自分ではどうにもできないことがある痛感。 それでも諦めず、神戸三宮の不妊治療の権威である塩谷先生のもとを訪ね、可能性は極めて低いが、若さがあるから信じてやってみようと言われる。 この時から、夫婦での不妊治療が始まる。 何年も行い続け、やがて精神的にも金銭的にも限界が近づいてきたころようやく着床が成功し無事、女の子を出産。 塩谷先生からは「10年前だったら確実に妊娠することは出来ていない。10年間医療発達に貢献してきた先人に感謝を。」と言われた。 医療の発達も先人達の納税の賜物だと気付かされ、感謝が芽生え、そして自身も後世の為に沢山税金を納めて日本に貢献したいと一念発起。 父の会社を法人化し、更に大きくして、沢山税金を納める事を誓う。 3回目の人生の谷は、子供も2人授かってしばらく経った35歳のとき。 父の亭主関白な振る舞いを見て育った上松氏は、男は仕事をしていればいいだろうというスタンスで、家事育児は全くしてこなかった。 溜まりかねた奥様は、ある日子供2人を連れて出ていき離婚の申し出、そして離婚が成立。 3階建ての家の、うるさかった子供たちの足音が、恋しく虚しく感じる。 この時、妻子を失うと同時に、奥様は従業員でもあったため大切な社員も失い、他の社員たちにも謝罪をした。 そんな中、上松氏はとある縁から京都へ向かう。 そして京都のある住職の先生から“恕”という言葉を贈られる。 『自分がされて嫌な事を人にはするな。思いやりの心を持て』という意味である。 その言葉を胸に、2年間に渡り、別れた奥様へ手紙を書き続けた。 そしてなんと想いが届き、復縁。 家族での生活が再開されたとき、6年生の長女は私学へ入試1ヵ月前という状況。 そこから家族みんなで受験戦争が始まる。合言葉は『やれば?→出来る!!』 そして、家族一丸となって見事合格を勝ち取った。 この時改めて、“思いは叶う”と実感。 まさに万人幸福の栞【第3条:運命自招】の結語「やればできる」。 今振り返れば、妻子と離れていた2年間も、人生100年時代のうちのたった2年間と思えば良い勉強が出来たと思える。 家族への想い、会社への想い、社会への想いを胸に、働き続ける。 この度作成した会社のプロフィールムービーはそんな想いの結晶となった。 https://youtu.be/FCsCTDBSyo0
会員スピーチ 日坂 登紀広 実行委員(つながり株式会社)
2021年4月に入会。 ナカザワHD100%出資の、住宅向けの事業承継サポートやコンサルティング事業を手がける、つながり株式会社の設立社長。 スピーチの依頼を受け、改めて万人幸福の栞を一読。 栞の内容は、他責ではなく自責思考が強く、日坂氏は他責思考が強かったことを反省。 昨年2月には離婚も経験したが、自責思考で成長を誓う。 先日の深井会長の講話<2021/5/15活動報告をご参照>の際の、沢山の実践項目に触発され、自分も何か実践してみたい!と感じた。 そこで、モーニングセミナー参加者の皆さん達にお願い! 皆さんが行っている実践内容を、メッセージとしてください! 全部やります!
また、本日も御陵に新しい仲間を迎え、入会式を執り行うことができました。 藤原 琳さん(ポーラRei.1店) 共に学んでいきましょう、今後ともよろしくお願いします。 (会長は恒例のお花スタイルにて)
さらに、本日は御陵の仲間のお誕生日お祝いの場を持ちました(6月生まれの方々)。 倫理にとって誕生日は両親先祖への想いを新たに抱く大切な日。 素敵な一年を重ねて参りましょう。 贈呈された記念品は、御陵法人会の刻印入りノート(1年分のMS週数相当)です。 (ご対象の皆様と会長で集合撮影)
モーニングセミナー後はいつもの通りアゴーラ最上階サファイアの間で朝食交流会にて気付きをシェア。 素敵な一日の始まりとなりました。
(講演者に掲載の許可を得ています。無断転載は禁止させていただきます。)