2021/5/8 第33回経営者モーニングセミナー

今週は、御陵の「若い力」の象徴としていつも積極的に倫理活動をしてくれていて、すでに御陵を引っ張ってくれている存在である槇本幹事のご講話。皆から可愛がられ信頼される槇本幹事ですが、その元気さ明るさ積極性のバックボーンとなっている人生経験を新しい一面として知ることができました。その自己開示は、飾らない、心の底からの言葉で、皆の心に強く響くものでした。槇本幹事の益々の活躍が確信されるとともに、家庭・学校教育の在り方も皆で深く考えることができました。会員スピーチの山村幹事と相まって情熱的モーニングセミナーでもありました!


講話「倫理の学びと実践槇本兼磨 堺市御陵倫理法人会 幹事(ナカザワ建販株式会社 社員)

2020年8月に堺市御陵倫理法人会へ入会。
入会以前から倫理法人会の存在はYoutube講演家 鴨頭嘉人氏(練馬区倫理法人会 相談役)のYoutube動画で知っており気になっていたところ、所属するナカザワ建販(株)での朝会に「職場の教養」が用いられることと中澤秀紀社長(堺市御陵倫理法人会 副会長)のスケジューラから繋がりを確信し、社長に直談判して入会。
「無理には参加しなくていいんやで?」という社長の心配はよそに、積極的に自ら望んで入会した。
初めて参加したMSでの講話は池澤恒人 南大阪西部地区長の「波動」という講話であり、文字通り会の波動を感じて成長できる場であることを確信した。



大学までは野球漬けの人生であり、野球から多くのことを学んだ。
大阪 熊取町の中学からの高校進学にあたっては、ダルビッシュ選手を育てたことでも著名な若生正廣監督が率いいる九州国際大学附属高校を選択。
その時の若生監督からの殺し文句が「全国制覇を成し遂げる君のために他の8人を揃えた」であった。
「全国の旗取り」の目標と「野球を通じた人間形成」の理念の基に行われる厳しい練習の中で、人に可愛がられる人材になる=挨拶・返事・礼儀を徹底する、を学び、これは倫理法人会の教えと共通するものだと感じている。
しかしながら、絶対的な存在であった監督にとにかく従い、思考停止であった側面も否めなかった。
一方、大学では「球道即人道」を掲げる中村順司監督が率いる名古屋商科大学へ進み、“自ら考え抜く”野球を模索する。
高校と同じく上下関係の厳しい世界において自分の考えを押し出すことで、監督批判にも繋がり、練習や試合から干されたこともあったが、自分で考えたという実感・充実感は持つことができた。

社会人となり、商売を学ぶコミュニティでお客様とのビジョン共鳴の大切さを教わった上で、名刺を持たない飛び込み営業などでビジネス力を鍛えつつ、自ら興した北九州でのスポーツトレーナー業を軌道にのせていく。
しかしながらここで大きな人生の試練を迎える。
高校から唯一無二のベターハーフ的存在と思っていた友人に、何の疑いもなく多額の金銭を貸し出すも、裏切られてお金が返ってこないことを知る。
大きな失望の中で仕事のモチベーションもパフォーマンスも落ち、下を向く日々。
これ以上九州に居れないと逃げるように大阪へ帰ってきた。

子供の頃、母に言われた「あんたはいつかお金で困るで」という言葉が胸に響き、これまで全て自分の力で生きてきた気になっていたが、勘違いだったと気付く。
そんな中、両親からかけられた言葉は
「無くしても取り戻せるものはあるが、唯一取り戻せないのは“時間”。
下を向いて時間を無駄にしている姿が一番見ていられないぞ」と。
時同じくして倫理法人会へ入会し、倫理実践に取り組み始めたことも後押しとなり、「忘れたい」という思いから「受け入れられた」とふっ切ることができた。
現在、早起き・トイレ磨き・整理整頓・瞑想の実践に次ぐ実践に取り組んでいる。
野球人生を通じて学んだこと、社会人経験、そして倫理活動が結びついて人生指針が形作られていっている。
今は『丁寧な人生を生きる』ことが命題。
弛まぬ歩みを続けていく。


会員スピーチ 山村和也 幹事(ヒット進学ゼミ 代表)

堺市倫理法人会から堺市御陵倫理法人会へ移ってからは初めての会員スピーチ。
堺市の頃から身についている「ハイの実践」に加え、「明朗愛和」が御陵に移ってから“やり方”から“在り方”に昇華されて身についてきていると実感している。
現在、主業の学習塾の他にいくつかの活動を行なっているが、全日本合気拳法連盟においては会長に推挙された際、幾多の先輩より先に、、、というところも、「ハイ!」と即答できた。
子供たちへの武道教室においては、以前は子供たちから怖がられていたこともあったが、最近は子供たちが戯れてくることも多い。
倫理法人会と倫理実践の力と感じている。
倫理の力も融合させながら、終身の取組として進めている、若者の自殺を撲滅すべくコーチングの活動に益々の力を注いでいく。



また、本日は御陵の仲間のお誕生日お祝いの場を持ちました(5月生まれの方々)。
倫理にとって誕生日は両親先祖への想いを新たに抱く大切な日。
素敵な一年を重ねて参りましょう。
贈呈された記念品は、御陵法人会の刻印入りノート(1年分のMS週数相当)です。

(ご対象の皆様と会長で集合撮影)

モーニングセミナー後はいつもの通りアゴーラ最上階サファイアの間で朝食交流会にて気付きをシェア。
素敵な一日の始まりとなりました。

(講演者に掲載の許可を得ています。無断転載は禁止させていただきます。)